【後編】どんな子どもになってほしい?
前編の続きです
私の子どもたちに将棋に目を向けてもらうためにとった作戦とは!
5つの作戦を紹介します。
結果は下の方にまとめていますよ。
■作戦1
図書館で棋書を借りまくる
子どもと一緒に図書館に行きます。
頻度は2週間に1回です。
現在は、新型コロナの影響で行くことはできていませんが。
「図書館に行くよー」と言うと渋るときもありますが
「漫画も置いてあるよー」と言うとついて来てくれます。
私は、将棋の本のコーナーに、
子どもたちは、子どもの本のコーナーに飛んでいきます。
そして、各々がお気に入りの本を借りてきます。
子どもたちは初めは、自分の借りた本にも、ちょっぴり目を通すだけ。
ほとんど読んでくれません。
でも、これを繰り返し続けていくと本を少しずつ読んでくれるようになりました。
そして、将棋の本も並べておくと、自然に目に入ります。
少しずつ、将棋を身近にしていく作戦です。
(身の回りに明るいものを置くと、明るくなれますよね。
将棋の本も周りにおくと、将棋に興味を持つようになります)
本を読めるようになると、何がよいか。
将棋に限っていえば、棋書を読めるようになる
↓
棋書を自分で読んで学習できるようになる
↓
将棋が強くなる
↓
本を読む力も付くので勉強にも活かせる
■作戦2
親が将棋をやっている姿を見せる
盤駒を持ち出して、パチパチと棋譜並べをするのも良い方法ですが、
パソコンやスマホもおすすめです。
パソコンやスマホには、どんな子どもも興味を示しますね。
そこで、親が詰将棋を楽しんでいる姿を見せます。
子どもは「僕もやる!」と言って飛びついてきます。
■作戦3
かっこいい戦法名や囲いをつぶやく
極限早繰り銀、藤井システム、ダイヤモンド美濃、ダンスの歩(^^;)
将棋は、言葉がかっこいい、面白いですよね。
言葉や将棋に少しずつ興味を持ち始めますよ!
将棋の格言や手筋をつぶやくこともいいですよ!
■作戦4
ブログを書く
文章を書く姿を子どもに見せます。
子どもはなかなか日記を書いてくれるようにはなりませんが、
マインクラフトの攻略法をPowerPointにまとめるようになりました。
これでいいと思います。
■作戦5
地域の将棋同好会に参加する
メリットを言葉で表現することが難しい。。
思いつくまま、書き出しますと
・引きこもりになりにくくなるかなと思う
・会社、学校以外の人と知り合うことができるので世界観が広がる
・幅広い年齢層の人と交流ができますし、ガチンコ対戦もできる。
・自分の子どもにとってのメリットだけではなく、自分の子どもと関わってくれる方にもメリットがあると思います。
・将棋って素晴らしい!?
■結果
私が将棋を初めて2年4か月。子供たちにこの作戦を続けてきたところ、
・本に触れる時間が長くなり、読解力が少しずつ向上してきていると感じます
・長男(中1)は一緒に将棋を始めてくれました。そして、私を追い抜いていきました
・次男(小2)も少しずつ将棋を始めています
・長男は自分で棋書を読み、パソコンで棋譜並べするようになりました
・次男も長男の姿を見て、ときどき棋書読みながらパソコンで棋譜並べしています
すごいと思うのは、符号(例:7六歩)を読めることです
・子供たちは私の狙い通りに将棋に・・・
どっぷりとは、はまってくれませんでした。。
学校の中では強いですが、アマ将棋界の中ではそれほど強くもありません。
なぜか、マインクラフト >> 将棋になってしまいました
・でも、まだ、私はあきらめていません
■最後に
・麒麟がくる 第16話の斎藤道三のセリフ、かっこよかったですね!
「人の上に立つ者は正直でなくてはならん。わしはケチだがそれをわしは隠したことはない」
・子どもの成長の度合いは、人によって異なります
・子どもによって、かける言葉や作戦は異なるでしょう
・期待通りの方向に行くかどうかもわかりません
・親である私が前を向いて少しずつ進んでいきたいと思います